クルーズ船を選ぶにあたって、
各船はどのようなドレスコードなのかというのが気になりまして……。
私は初めての船旅では「非日常」を体験したいという思いが強かったので、
- 「煌びやか」
- 「華やか」
- 「優雅」
でも、
「肩ひじ張りすぎない」
そんなイメージの船がいいかなぁと。
……で、それぞれのクルーズ船のドレスコードを調べてみました。
MSCベリッシマ フォーマルナイトで船長さんと記念写真🎵
クルーズ船のドレスコードは、実は「船格(ラグジュアリー/プレミアム/カジュアル)」だけでは決まりません。
同じラグジュアリーでもかなり格式重視の船もあれば、
「上質だけど服装は自由」という流れの船も増えているようです。
また、クルーズのドレスコードは、同じ船でも航路・乗客層・日数によって雰囲気がかなり変わるようです。
今回は、日本発着・10日前後のクルーズを中心に調べてみました。
以下、各船の特徴を整理してみました。
※この記事は、あくまでも自分が船に乗る際の備忘録として書いています。
また、2026年5月時点の情報をもとにしております。
状況の変化に伴い、各船の情報も変わる可能性があります。
クルーズ旅行を選ぶ際には、必ず各社の公式情報をご確認ください。
◆ラグジュアリークラス
・飛鳥Ⅱ
・飛鳥Ⅲ
・三井オーシャンフジ
・クイーン・エリザベス
◆プレミアムクラス
・ダイヤモンド・プリンセス
・セレブリティ・ミレニアム
◆ラグジュアリー/プレミアムでも、かなりカジュアル寄りの船
・Viking Cruises
・Explora Journeys
・Azamara
◆カジュアルクラス
・MSCベリッシマ
・テーマナイトとは?
・コスタセレーナ
◆まとめ
◆ラグジュアリークラス
飛鳥Ⅱ
<ドレスコード傾向>
日本船の中では、比較的“伝統的クルーズ文化”が残る船です。
基本は、
- カジュアル
- インフォーマル
- フォーマル
の3段階。
特に長めの航路では、フォーマルナイトがしっかり存在します。
<具体例>
カジュアル
男性:襟付きシャツ、スラックスなど
女性:ブラウス、スカートなど
インフォーマル
男性:スーツ、ジャケット+ネクタイなど
女性:ワンピース、ツーピースなど
フォーマル
男性:タキシード、ダークスーツなど
女性:イブニングドレス、カクテルドレス、ドレッシーなスーツなど
<和服について>
「和服について」も結構細かく書かれています。
カジュアル
男性:着流し・角帯・紬
女性:小紋・紬
※7月~9月に限り、ドレスコードが「カジュアル」の日は浴衣も可(部屋着・寝巻きでないもの)
インフォーマル
男性:羽織(必須)・袴・白足袋
女性:色無地・付け下げ/格調高めの小紋
フォーマル
男性:紋付・羽織(必須)・袴・白足袋
女性:留袖・訪問着・付け下げ(格調高め)・色無地
<体験された方のお話>
- 「飛鳥Ⅱは服装を楽しむ文化がある」
- 「服装にメリハリをつけて船内の雰囲気を盛り上げる」
- 「着物率が高い」
- 「フォーマルを楽しみに来ている人も多い」
- 「ホテルディナー以上の華やかさ」
つまり飛鳥Ⅱは、
“ドレスコード込みで非日常を楽しむ船”
と考えるのが良さそうです。
飛鳥Ⅲ
<ドレスコード傾向>
新しい船のため、公式なドレスコードページが見つからず……。
旅行会社の案内や口コミなどを見てみました。
飛鳥Ⅱとは多少方向性が違うようで、
「エレガントカジュアル」を基本とする方向性が語られています。
これは、
「フォーマル時にタキシード・ドレス推奨」
という旧来型ラグジュアリーではなく、
“上質だけど気軽”
を狙った船、ということのようです。
<実質的には?>
- ジャケット推奨程度
- ワンピースやセットアップでOKそう
- 着物とも相性が良さそう
- “本気の正装感”は弱め
という方向性が濃厚です。
近年の高級船の世界的トレンドにもかなり近い印象。
三井オーシャンフジ
<ドレスコード傾向>
三井オーシャンフジも、公式ドレスコードは確認できませんでした。
ただし、
「飛鳥Ⅱほど堅くない」
とはよく言われています。
全体的に、
- 上品
- 落ち着き
- リラックス
を重視している印象です。
<体験された方のお話>
- 「スマートカジュアル中心」
- 「過度なフォーマル感はない」
- 「海外ラグジュアリーに近い雰囲気」
という感想も。
“高級ホテルのディナーくらい”
をイメージすると近いようですね。
クイーン・エリザベス
<ドレスコード傾向>
旅行会社の説明などを見ると、
キュナードはかなり「英国伝統」が残っている船会社のようです。
ドレスコード文化も比較的しっかりしていて、
夕方以降は主に、
- ガラ・イブニング
- スマート・アタイア
があります。
<具体例>
ガラ・イブニング
クルーズ中に数回設けられる、最も華やかなフォーマルナイト。
- タキシード
- ダークスーツ
- ロングドレス
など。
スマート・アタイア
ガラ・イブニング以外の日に適用される、落ち着いたエレガントスタイル。
男性:ジャケット+スラックス
女性:ワンピース、カクテルドレスなど
<体験された方のお話>
- 「思ったより皆ちゃんと着飾る」
- 「英国感が強い」
- 「クラシック船旅の世界観」
という声がかなり多い印象。
近年はダークスーツでもかなり許容されるようですが、
それでも現在では、
“比較的フォーマル文化が強い船会社”
と言えそうです。
◆プレミアムクラス
ダイヤモンド・プリンセス
<ドレスコード傾向>
かなり「現代的」です。
形式上は、
- スマートカジュアル
- フォーマル(ガラ)
がありますが、実際にはかなり緩め。
<体験された方のお話>
特に日本発着では、
- 「ジャケットなしの人も多い」
- 「ユニクロのワンピースなどをきれいに着る」
- 「フォーマルも参加自由感」
という声が多いようです。
もちろん本格的にドレスアップする人もいますが、
“参加したい人が楽しむ”
方向に近い印象。
セレブリティ・ミレニアム
<ドレスコード傾向>
「都会的ラグジュアリー」という傾向のようです。
昔ながらの
“豪華客船の正装文化”
というより、
“高級リゾートホテル”
に近いイメージ。
<体験された方のお話>
- 「スマートカジュアルで十分」
- 「ジャケパン程度でOK」
- 「過剰フォーマルは少ない」
という声が多め。
特にセレブリティは、
- 洗練
- モダン
- 抜け感
を重視するブランドなので、
「頑張りすぎないおしゃれ」
が合うようです。
◆ラグジュアリー/プレミアムでも、かなりカジュアル寄りの船
近年は、
「高級=フォーマル必須」
ではなくなっています。
特に以下の船は、
“スマートカジュアル中心”
で有名です。
Viking Cruises
<特徴>
- フォーマルナイトなし
- エレガントカジュアル中心
- 北欧ミニマル系
という特徴があります。
全体としては、
「知的で静かな大人旅」
という印象。
かなり着物とも相性が良さそうなタイプです。
「派手に着飾る」というより、
“上質なものを自然体で着る”
空気感に近いようです。
Explora Journeys
<特徴>
- ドレスコードはかなり緩め
- “Resort Elegant”
- モード系富裕層向けの雰囲気
という印象。
<体験された方のお話>
- 「ラグジュアリーなのに気楽」
- 「ホテルライク」
- 「頑張りすぎない人が多い」
という感想も。
「豪華客船」というより、
“ラグジュアリーリゾートホテル”
に近い世界観なのかもしれません。
モード系の着物や、洋ミックス和装とも相性が良さそうです。
Azamara
<特徴>
- フォーマルナイト廃止
- リゾート感強め
- 夜もスマートカジュアル中心
という方向性。
<体験された方のお話>
「船旅」というより、
“上質な海外ホテル滞在”
に近い感覚、という声も。
全体として、
- リラックス感
- 大人の余裕
- 落ち着いたリゾート感
を大事にしている印象です。
「ガチのフォーマル」は少なめで、
“肩の力を抜いた上品さ”
が似合う船のようです。
◆カジュアルクラス
MSCベリッシマ
<ドレスコード傾向>
MSCベリッシマは、
「クルーズらしい華やかさはあるけど、実際はかなり自由」
という船です。
特に日本発着では、
- ファミリー層
- クルーズ初心者
- カジュアル旅行層
も多く、
「ガチ正装文化」
という感じではありません。
<ドレスコード>
MSCでは主に、
- カジュアル
- スマートカジュアル
- エレガント(フォーマル)
- テーマナイト
があります。
<テーマナイトとは?>
クルーズ船では、夜のイベントとして
「テーマナイト(Theme Night)」
が開催されることがあります。
これは、
“その日のテーマに合わせて、服装や雰囲気を楽しむイベント”
のこと。
参加は基本的に自由ですが、
船全体がちょっとしたお祭りのような空気になるため、クルーズらしい非日常感を味わいやすいイベントでもあります。
<よくあるテーマナイト>
船会社によって違いますが、よく見かけるのはこんな感じ。
●ホワイトナイト
白い服を着て集まる定番イベント。
白シャツ、白ワンピ、白小物など、
「どこかに白が入っていればOK」程度のことも多いようです。
船内がかなり華やかになります。
●イタリアンナイト
赤・緑・白など、イタリアカラーを取り入れたり、
陽気なパーティー感を楽しむ夜。
MSCやコスタなど、イタリア系クルーズでよく見られます。
MSCベリッシマのイタリアンナイトではレストランのウエイターさんがダンス。
お客さん達も赤いナプキン振り回して、列になって行進!楽しいディナータイムでした!!
●トロピカルナイト
アロハ、リゾート服、花柄など、
南国感を楽しむイベント。
かなりカジュアル寄り。
●70s/80sナイト
70〜80年代風ファッションを楽しむ日。
ディスコ系、レトロ系、派手色など、
“ちょっと遊ぶ”雰囲気が強めです。
<どこまで本気でやるの?>
これは船によってかなり差があります。
たとえば、
- MSC
- コスタ
などは比較的「イベント感」が強く、
「せっかくだから楽しもう!」
という人も多い印象。
一方で、
- 全く参加しない人
- 普通の服装の人
も普通にいます。
つまり、
「参加したい人が自由に楽しむ」
くらいの感覚で大丈夫そうです。
<体験された方のお話>
- 「思ったよりかなり自由」
- 「フォーマル参加はほぼ任意」
- 「ジーンズ+ポロでも大丈夫だった」
(ただし、よれよれの服やダメージジーンズなどは避けたほうがいいかも)
という感想がかなり多いようです。
またMSC系は、
“写真映えイベントとしてドレスアップを楽しむ”
文化が強い印象。
つまり、
- 「やりたい人は盛る」
- 「やらない人も普通にいる」
という感じです。
<着物なら?>
着て楽しめる船だと思います。
特に、
「テーマナイトで和装」
はかなり映えそう。
●フォーマルナイトなら
- 訪問着
- 付け下げ
- おしゃれな小紋
など、華やかで盛装感のある着物が良さそう!
●ホワイトナイト
- 白系小紋
- 白大島
- 淡色コーデ
●トロピカル系
- 浴衣(南国風の絵柄だとなお素敵)
- 木綿着物
- 半幅帯
●70s/80sナイト
70s/80s風の小物を取り入れると楽しそう!
そのほかには、洋MIX和装なども似合いそうです。
特に海外船では、
「和装=特別感」
としてかなり映えることも多いようです。
コスタセレーナ
<近年の傾向>
コスタは、
「イタリア式カジュアル船」
というイメージですね。
近年のコスタは、
- フォーマルナイト簡略化
- “Elegant Evening”化
- テーマパーティー中心化
が進んでいるようです。
つまり昔のような、
- タキシード必須
- ロングドレス文化
ではなく、
「ちょっと華やかに遊ぶ夜」
へ変化している印象。
また、コスタはMSC以上に、
- 陽気
- にぎやか
- ラテン感
- バカンス感
があります。
そのため、
“陽気な地中海リゾート感”
に近いようです。
<実際には?>
「エレガントナイト」では、「ホテルディナー」くらいをイメージすると良さそう。
●男性
- 襟付きシャツ
- チノパンツ
- ジャケット
- ネクタイ無しでもOK
●女性
- きれいめワンピース
- ブラウス+スラックスのセットアップ
などと言われています。
<テーマナイトなら?>
ベーシックな服に、
アクセサリー(ネックレスやイヤリングなど)
で変化をつけるのがおすすめです。
◆まとめ
こうして調べてみると、
ひとくちに「クルーズのドレスコード」と言っても、本当に船ごとに雰囲気が違うんですね。
昔ながらの
“フォーマルを楽しむ豪華客船文化”
が色濃く残る船もあれば、
“上質だけど自由”
という方向へ進んでいる船もかなり増えているようです。
個人的には、
- 飛鳥Ⅱ
- クイーン・エリザベス
あたりは、
「格式の高さも含めて、非日常そのものを味わう船旅」
という感じ。
一方で、
- セレブリティ
- Viking
- Explora
などは、
「肩の力を抜いて楽しむラグジュアリー」
という印象でした。
そして、
- MSCベリッシマ
- コスタセレーナ
は、
「旅行イベントとして華やかに楽しむ」
方向が強そうです。
結局のところ、
クルーズの服装で一番大事なのは、
「その船の空気感に合わせて、自分も楽しむこと」
なのかもしれません。
フォーマルを極めてもいいし、
スマートカジュアルで自然体でもいい。
「今日は少しだけ非日常なファッションを試してみようかな」
くらいの感覚でも、十分クルーズらしい楽しい気分は味わえそうです。
私自身も、
「どの船なら、自分らしい着物や装いで楽しめそうかな?」
と想像しながら調べるのが、とても楽しかったです。
これからクルーズを考えている方の参考になればうれしいです。
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